テニスにおけるグラスコートの特徴

テニスにおけるグラスコートとはフィールドの表面が天然芝で覆われているコートのことです。「グラス」は日本語で「草原」みたいな意味なのでそのままですね。古くからあるテニスらしい雄大なイメージですね。別名ローンコートとも呼ばれています。

このコートの特徴といえば、他にも人工芝や砂のコートがあるのですがそれらのコートに比べて球足、つまり飛んでいくボールの速さがこのコートにバウンドすると速くなるんですね。なぜそうなるかというと人工芝よりも芝が柔らかいため抵抗が少なく、またフィールドをびっしりと芝が覆っているためまっさらな砂や人工樹脂のコートよりもボールが弾むときの衝撃が少ないのであまり弾まず直ぐプレイヤーの横を通り過ぎて行ってしまうイメージです。これらの特徴から適したプレースタイルはサーブ&ボレー、つまり短期戦だと言われています。ちなみに日本人男子プレイヤーで有名な「錦織圭」選手はこのコートを苦手としています。細かいフットワークと粘り強さで、大柄な海外の選手に対抗している彼にとって球足が速くまた踏ん張りのききづらいこのコートは鬼門なんです。高いレベルでプレーするにはコートに合わせたプレーも必要なんですね。

テニスにおいて有名なのが四大大会だと思いますが、その中でも最も古い「ウィンブルドン」で使われています。ですが芝の管理に手間がかかるので採用しているところは少ないです。特に季節の変化が激しい日本では少ないです。