テニスの錦織圭の活躍は驚異的としか言いようがありません。ついにテニスの四大大会でベスト4まで進出したわけですから、これは間違いなく快挙という事になるはずです。日本人の男子のテニスプレーヤーとしては世界初の出来事だったといえます。女子の方で大坂なおみ選手が優秀というとんでもない快挙を成し遂げたので、若干その印象は薄くなってしまった感じはありますが、男子の世界で日本人の体格差というのはとんでもないハンディキャップがあるという事を考えれば、同選手のこの成績は驚異的という他ありません。

特に錦織圭選手はサービスが早くありません。ニュースで大坂なおみ選手にサーブが遅いというようにからかわれたというような事が記載されるぐらいですから、その事は事実なのでしょう。テニスにおいてこのサーブのスピードというのは致命的ですらあります。ですが、その致命的なところを改善して今ではサービスエースをかなり取る事が出来る武器に仕上げて来ました。つまり、自分の弱点を補強するだけではなく武器にできるまでに修正しているというのがこの選手の凄い所ということになります。しかも、それはケガで中期離脱を余儀なくされていた時にしていたと考えられますから、まさにピンチをチャンスに変えたという事になるのかもしれません。

怪我から復帰してからの錦織選手の活躍を考えれば、怪我の時に単に休養していたというのではなく、とんでもない努力をしていたという事がわかります。これがこの選手の凄い所だといえるでしょう。